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「真田丸」で多聞寺参拝

多聞寺参拝

「真田丸」で多聞寺参拝

NHK大河ドラマ「真田丸」で兵庫県加西市ゆかりの戦国武将後藤又兵衛を演じる俳優哀川翔さんが5月6日、又兵衛の菩提(ぼだい)寺である多聞寺(同市尾崎町)で開かれた法要に参列した。市健康福祉会館(同市北条町古坂)で開かれたトークショーにも出演し、市民らに迫真の演技を誓った。

同市山下町や姫路市山田町辺りで生まれたとされる又兵衛は黒田官兵衛の家臣団「黒田二十四騎」の猛将。大坂の陣で真田信繁(幸村)らとともに徳川家康らと戦ったことでも知られる。又兵衛が憤死したとされるこの日に合わせ、加西市観光まちづくり協会などがトークショーを企画した。

哀川さんは同寺の開創400年を記念した法要に、又兵衛の子孫にあたる同市坂元町の後藤基保さんや檀家(だんか)ら約300人とともに参列。又兵衛の位はいなどを前に焼香し、餅まきにも参加した。約450人が訪れたトークショーでは同ドラマの制作統括プロデューサー屋敷陽太郎さんと対談した。

終了後、取材に応じた哀川さんは又兵衛の潔さを「求められたことをこなす、一本筋の通った戦いのプロ」と評価。子孫と会って「思い切り(演技が)できるようになった。7月ごろから始まる収録では華麗にかっこよく演じたい」と意気込んでいた。

(神戸新聞NEXT 河尻 悟さんの文章から引用)