姫路の中学訪問　後藤又兵衛の魅力語る

ＮＨＫの大河ドラマ「真田丸」に登場予定の播磨ゆかりの武将、後藤又兵衛を演じるタレントの哀川翔さんが６日、兵庫県姫路市船津町の神南中学校でトークショーを行った。哀川さんは全校生徒約２４０人を前に、役に懸ける思いや又兵衛の人物観を語り、交流を楽しんだ。

後藤又兵衛は戦国時代から江戸時代に活躍した武将で、黒田官兵衛に養育された。やりの使い手として名をはせ、大坂夏の陣では真田幸村らとともに豊臣方についた。同中学校近くの同市山田町で生まれたとする説があり、来校が実現した。

哀川さんは、地元に伝わる又兵衛の功績を生徒から聞き、「浪人していても、豊臣方に呼ばれればはせ参じる真面目な男だと思う。地元の人の期待は大きいが、一生懸命に演じたい」と語った。質疑応答の場面では、１年の男子生徒（１２）が紙で作ったカブトムシの立体模型を贈った。

哀川さんに花束を手渡した２年の女子生徒（１３）は「哀川さんが又兵衛についてよく知っていて驚いた。登場シーンが楽しみ」と話した。

（神戸新聞NEXT 伊田雄馬さんの文章から引用）